🎁 【家族・親族への贈り物】「贈与」ってなに？知っておきたい３つのポイント

2025年11月17日 2025年11月29日

山﨑敦史

「贈与（ぞうよ）」とは、簡単に言えば、自分の財産を、相手に「あげますよ」と伝え、相手が「もらいます」と同意することで成立する契約のことです。

高価なお金や不動産（土地や家）を動かすときに、この「贈与」という法律上の手続きが重要になります。

大きな財産を贈与する際、特に大切なのが「記録を残すこと」と「不動産の名義を正式に変えること」です。

口頭での約束だけでも贈与は成立しますが、後になって「言った・言わない」の争いになったり、他の家族から異議が出たりする可能性があります。

司法書士からのアドバイス：

大切な財産を贈与するときは、書面（贈与契約書）を作成しましょう。書面があれば、将来の家族間の争いを未然に防ぎ、贈与の事実を明確に証明できます。

土地や建物を贈与した場合、たとえ口頭でも「あげる」「もらう」という意思の合致（合意）があれば法律上は贈与契約が成立します。

しかし、不動産の名義を贈与した人から贈与された人へ変更する手続き（所有権移転登記）を法務局で行わないと、次のような大きな問題が生じます。

第三者に対抗できない：名義変更（登記）をしないと、その不動産が自分のものになったことを、第三者（例：贈与した人の差押債権者や、二重に贈与を受けた人）に対して「私のものだ！」と正式に主張することができません。

つまり、不動産を完全に、安心してご自身のものにするためには、名義変更の手続き（登記）が必須なのです。

税金について： 贈与には「贈与税」という税金がかかる場合があります。税金については専門家である税理士にご相談いただくことになりますが、贈与を検討する際は、税金についても考慮することが大切です。

不動産の名義変更（贈与による所有権移転登記）は、書類作成から申請まで、専門知識が必要です。私たち司法書士は、この名義変更手続きのプロフェッショナルです。

メリット	詳細
① 失敗のない完璧な手続き	登記に必要な書類の収集、複雑な登記申請書の作成をすべて代行します。わずかな記載ミスで手続きが止まる心配がありません。
② 平日のお手間を大幅に削減	法務局での申請手続きや役所での書類取得は、すべて平日に行う必要があります。お客様ご自身が動く時間と労力を最小限に抑えられます。
③ トラブルを未然に防ぐ安心感	贈与契約書などの書面作成をサポートし、将来、家族・親族間で「言った・言わない」の法的なトラブルになるリスクを徹底的に回避します。
④ ワンストップでの連携	贈与税についてのご相談が必要な場合は、信頼できる税理士をご紹介するなど、専門家同士で協力して手続きを進めます。